5月後半くらいから、美容師同士でも増える会話があります。
「なんか髪まとまらなくなってきたよな」
お客様だけじゃなく、僕たち自身も普通に感じています。
朝は大丈夫でも、外に出た瞬間に表面がフワッとする。
前髪が割れる。
毛先が急にバサっと見える。
梅雨時期って、髪が“崩れる速度”が急に早くなるんです。
だからこの時期は、新しいケアを増やすというより、“髪が不安定になる原因を減らす”ことをかなり意識しています。
実際、サロンワークでも、
「頑張ってケアしてるのに広がる」
という方は少なくありません。
でも髪を触ると、「それ、ケアのやりすぎで逆に崩れてるかも」というケースもある。
今日は、高槻で美容師をしている自分が、梅雨時期に実際かなり気をつけていることを、そのままお話しします。
梅雨時期の髪は“水分不足”というより“水分バランス崩れ”
ここ、実はかなり誤解されやすいです。
湿気で広がると、「乾燥してるから保湿しよう」と考えがち。
もちろん必要なケアではあります。
ただ、現場で髪を見ていると、単純な乾燥とは少し違うことが多いんです。
特に最近増えているのが、“水分を吸いすぎる髪”。
つまり、必要以上に空気中の湿気を抱え込んでしまう状態です。
美容師が梅雨前にまず減らすのは「オイルの量」
意外かもしれませんが、自分自身、梅雨時期はスタイリングオイルを減らします。
ゼロにはしません。
でも確実に量は軽くします。
理由は、重さで押さえ込もうとすると、夕方に髪が膨張しやすいから。
特に、
・細毛
・柔らかい髪
・ブリーチ履歴あり
このタイプは、“しっとりさせすぎ”で逆に広がることがあります。
朝は落ち着いて見えるんです。
でも湿気を含むと、内部だけモワッと膨らむ。
結果、「なんか髪大きく見える」という状態になる。
美容師目線では、この時期は“ツヤを足す”より、“湿気を抱え込みすぎない”ほうを優先しています。

実際に毎日やっているのは、特別なケアより「乾かす順番」
高いトリートメントを使うより、ここが大きいと思っています。
梅雨時期って、乾かし方の雑さがかなり出ます。
本当に変わります。
まず前髪だけ乾かす
最初にやるのは前髪です。
とにかく最優先。理由は簡単で、前髪は“自然乾燥の影響”をいちばん受けやすいから。
スマホ見ながら。
スキンケアしながら。
少し放置。
この時間だけで割れ方が変わります。
だから、まず前髪だけでも乾かす。
ここを後回しにしない。
実際、お客様でも前髪が決まらない方ほど、“乾かし始めるタイミング”が遅いことが多いです。
毛先は「乾かし切る」より「熱を入れすぎない」
これもかなり意識しています。
梅雨時期って、広がるのが嫌で熱を入れすぎる方が多い。
でも美容師としては、ここは逆効果になることも多いと感じています。
特に毎日180℃近くを通している方。
一瞬まとまります。
ただ、内部が硬くなるので、湿気を吸った時に一気に崩れやすくなる。
実際は、“柔らかく収まる髪”のほうが梅雨に強いことも多いです。
だから、この時期はアイロン温度を少し下げます。
無理に固めません。
高槻のカラー専門サロンとして、梅雨時期は「色持ち」より「質感」を優先する
カラー設計も、この時期は少し考え方を変えます。
特に自分自身のカラーもそうですが、“明るさ優先”をやめます。
透明感を追いすぎると、広がりが強調されることがある
最近はグレージュやオリーブ系の人気が高いです。
もちろん綺麗です。
でも、明るさを優先しすぎると、湿気時期は毛先の粗さが見えやすくなることがあります。
これ、本当に現場で多い。
ツヤが抜けると、広がりが“疲れ感”に変わるんです。
だから当店では、梅雨時期は少し深さを残す提案をすることがあります。
透け感をなくすわけじゃない。
でも、“髪が綺麗に見える余白”は残します。

実は「毎回毛先まで染めない」ことも多い
これもかなり大事です。
美容師自身、自分のカラーでも毎回全部は染めません。
理由は、毛先体力を落としすぎないため。
特に梅雨時期は、毛先が疲れているだけで広がり方が変わります。
だから、
根元は整える。
中間は必要に応じて。
毛先は負担を見ながら。
こんなふうに分けて考えることも多いです。
カラー専門サロンとしては、この“どこを染めないか”もかなり重要だと思っています。
美容師が梅雨時期にやらなくなること
ここ、実はけっこうあります。
むしろ「足す」より、「やめる」のほうが重要だったりします。
軽くしすぎるカット
広がると、つい量を減らしたくなる。
でも梅雨前に削ぎすぎると、逆に膨らみやすくなることがあります。
特に表面。
短い毛が増えると、湿気で一気に浮きやすい。
ここを間違えると急に生活感が出ます。
だからこの時期は、“軽さ”より“まとまり方”をかなり見ます。
実際、自分の髪も梅雨前は少し厚みを残します。
朝の濡らし直しをサボる
これ、リアルな話です。
寝ぐせが少ない日は、そのまま整えたくなる。
でも梅雨時期だけは、結局いったん濡らしたほうが早い。
中途半端なクセを残したままアイロンを通しても、湿気で戻りやすいからです。
美容師でも普通にやっています。
むしろ、この時期は“リセットしてから整える”ほうが安定します。
まとめ|梅雨時期は「髪を頑張らせない」ことが大切

梅雨時期のヘアケアって、特別なアイテムより、“崩れにくい状態を作る習慣”のほうが大事だったりします。
重たくしすぎない。
熱を入れすぎない。
削ぎすぎない。
そして、“なんとなくのケア”を続けない。
実際、美容師として現場で感じるのは、湿気時期ほど「やりすぎ」が髪を扱いづらくしているケースが多いということです。
だから当店では、高槻のカラー専門サロンとして、ただケアを増やすのではなく、
「今の髪に必要ない負担を減らす」提案を大切にしています。
最近、まとまりが変わってきた。
梅雨になると急に髪が言うことを聞かない。
そんな変化を感じたら、一度髪の状態を整理してみるタイミングかもしれません。
