夏前の紫外線対策は、肌より先に髪で差が出ることがあります
紫外線対策というと、どうしても顔や腕のことが先になります。
でも美容師の立場から見ると、夏前から差が出やすいのは、実は髪と頭皮です。
春の終わりくらいから、 「なんだか表面がパサつく。」 「カラーの抜けが早い。」
「分け目が乾燥しやすい。」 そんな変化が出てくる方が増えます。
しかも厄介なのは、髪や頭皮の紫外線ダメージは、その場ですぐ分かりにくいことです。
肌みたいに赤くなるわけではないので、気づいた時には手触りが悪くなっていたり、
カラーが抜けたように見えていたりします。
だからこそ、夏になってから慌てるより、夏前に準備しておくほうがずっと楽です。
当店でも、高槻でカラー専門として日々カウンセリングをしていると、
夏の終わりに髪が乱れやすい方ほど、春から初夏の扱いに差があると感じます。
特別なことをたくさんする必要はありません。
お家でできる簡単なことを、先に習慣にしておくことが大切です。
紫外線は真夏だけの問題ではありません
夏の紫外線対策という言い方をすると、どうしても7月や8月を想像する方が多いです。
でも髪の話でいうと、それでは少し遅いことがあります。
紫外線は春から一気に強くなります。
しかも髪は顔より高い位置にあるので、思っている以上に光を受けやすいです。
何も守られていない状態で毎日少しずつ日差しを浴びると、表面のなめらかさが落ちて、
手触りが変わってきます。
すると毛先がまとまりにくくなったり、表面だけ明るく見えたりします。
この変化は、一日で急に出るというより、少しずつ積み重なって出てくるものです。
だから準備は早いほうがいいです。
夏前から守れている髪は、真夏のダメージの出方がやはり違います。
髪だけでなく、頭皮も忘れないことが大切です
紫外線対策で見落とされやすいのが頭皮です。
分け目や頭頂部は、直射日光をそのまま受けやすい場所です。
ここが乾燥すると、かゆみやフケっぽさにつながることがあります。
頭皮の状態が不安定になると、根元の立ち上がりも悪くなります。
その結果、トップはペタッとしているのに毛先だけ広がるという、
夏にありがちなバランスになりやすいです。
髪のまとまりが悪い原因を、毛先のダメージだけだと思っている方は多いです。
でも実際には、頭皮環境の乱れが関係していることも少なくありません。
夏前の紫外線対策は、髪だけ守ればいいという話ではないんです。

お家でできる紫外線対策は、朝のひと手間で十分変わります
紫外線対策というと、面倒なイメージを持つ方もいます。
でも、お家でできることは意外とシンプルです。
むしろ、凝ったケアをたまにやるより、毎朝の小さなひと手間のほうが効果は出やすいです。
私たちがまずおすすめしたいのは、外に出る前に髪を無防備なままにしないことです。
顔に日焼け止めを塗るのと同じ感覚で、髪や頭皮にも意識を向けるだけで違います。
ここを習慣にできると、夏の終わりのパサつきやカラーの抜け方が変わってきます。
朝の仕上げに、髪用のUVケアをひとつ足す
いちばん分かりやすくて続けやすいのがこれです。
朝のスタイリングの最後に、髪用のUVケアを足すことです。
難しく考えなくて大丈夫です。
表面。 分け目。 顔まわり。
まずはこのあたりを意識して守るだけでも違います。
スプレーが使いやすい方はそれでいいですし、乾燥しやすい方はミルクやオイル系のほうが合うこともあります。
大切なのは、毎日使えることです。
どれだけ良いものでも、続かなければ意味がありません。
当店でも、お客様にホームケアをお伝えする時は、
効果だけでなく続けやすさをかなり重視しています。

分け目を固定しすぎないだけでも、頭皮の負担は変わります
これもすぐにできる対策です。
毎日ぴったり同じ分け目にしていると、そのラインだけ紫外線を受けやすくなります。
分け目が焼けやすい方や、そこだけ乾燥しやすい方は、この影響を受けていることが多いです。
きっちり変えなくても大丈夫です。
少しだけずらす。 ジグザグに取る日をつくる。
それだけでも負担は分散できます。
お金もかからず、今日からできるので、夏前の準備としてはかなり優秀です。
帽子や日傘は、使い方次第でかなり助かります
外にいる時間が長い方は、物理的に遮ることも大切です。
帽子や日傘は、やはり効果があります。
ただ、帽子は何でもいいわけではありません。
内側の素材がザラついていると、髪の表面が擦れやすくなります。
通気性が悪いものだと、頭皮が蒸れてしまうこともあります。
なので、夏前のうちに見直しておきたいのは、ただ被ることではなく、
髪と頭皮に負担が少ないものを選ぶことです。
守るつもりが摩擦を増やしてしまうと、表面のパサつきにつながることがあります。
ここは意外と見落としやすいところです。
夜の扱いが雑になると、昼の紫外線ダメージを引きずりやすくなります
夏前のケアで差が出るのは、朝だけではありません。
むしろ夜の扱いのほうが大事なこともあります。
外で紫外線を浴びたあとに、そのまま雑に過ごしてしまうと、
昼間のダメージを回復しにくくなります。
特にこれから暑くなる時期は、お風呂上がりのドライヤーが面倒になりやすいです。
でも、濡れたまま長く過ごすのはおすすめしません。
ここははっきり言えます。
夏前からこの習慣がある方は、真夏になるとさらに扱いづらくなります。
濡れたまま放置しないことが、いちばん簡単で効果的です
お家でできる紫外線対策というと、何か塗ることばかり考えがちです。
でも実際には、濡れたまま放置しないことのほうがずっと大事な場合があります。
髪が濡れている時間が長いと、表面は不安定です。
その状態でタオルや枕との摩擦を受けると、手触りが悪くなりやすいです。
そして翌朝まとまらない。 またアイロンを使う。 熱でさらに乾燥する。
この流れができると、紫外線の影響も強く見えやすくなります。
だから夜は、まずきちんと乾かすことです。
高いケア剤を足す前に、ここを整えるだけでも髪はかなり変わります。
ドライヤーは、根元から乾かすだけで仕上がりが変わります
乾かし方にもコツがあります。
毛先から乾かし始める方もいますが、先に乾かしたいのは根元です。
頭皮付近が湿ったままだと蒸れやすいですし、全体も乾きにくくなります。
根元。 中間。 毛先。
この順番を意識するだけで、毛先への熱の当たりすぎを防ぎやすくなります。
夏前は、すでに空気の乾燥より日差しの影響が出やすくなっている時期です。
だから毛先に追い打ちをかけないことが大切です。
乾かし方ひとつで、翌朝のまとまりも変わります。
週に一度くらいは、保湿を意識したケアを入れたいです
毎日完璧なケアをする必要はありません。
でも、週に一度くらいは、少しだけ保湿を意識したケアを入れておくと違います。
夏前の髪は、見た目に大きなダメージがなくても、水分の持ち方が不安定になりやすいです。
この状態を放置すると、真夏に入ってから一気にパサついて見えることがあります。
だからこそ、今のうちに乾燥しにくい土台をつくっておくことが大切です。
ここでいう保湿は、重たくすることではありません。
髪がやわらかく整う状態を維持することです。
大人の髪は、ただしっとりさせればいいわけではないので、
重さより扱いやすさを基準にしたほうが失敗しにくいです。

カラーをしている方ほど、夏前の紫外線対策は意味があります
当店は高槻のカラー専門サロンとして、カラー後の髪を日々見ています。
その中で強く感じるのは、夏前の扱い方で色の見え方がかなり変わるということです。
カラーが抜ける原因はひとつではありません。
紫外線で色素がゆらぎやすくなる。 表面が乾いてツヤが落ちる。 そこに熱や摩擦が重なる。
この流れで、実際以上に色が抜けたように見えることがあります。
特にベージュ系やグレージュ系、やわらかさを大切にしたカラーは、この影響が出やすいです。
だから私たちは、夏前の時期こそ、色を入れ直すことより先に、
お家での扱い方を整えることをおすすめすることがあります。
アイロンの使い方を見直すだけでも、色の見え方は変わります
紫外線対策の記事でアイロンの話をすると意外に思われることがあります。
でも実際はかなり関係があります。
紫外線で乾燥した髪に、毎朝強く熱を入れると、手触りが硬くなります。
するとツヤが落ちやすくなります。
その結果、色まで軽く見えるようになります。
だから夏前から見直したいのは、温度だけではありません。
同じ場所を何度も通しすぎていないか。 全部を完璧に整えようとしていないか。
ここを少し引き算するだけでも、髪の見え方は変わります。
夏前の紫外線対策は、守ることと同じくらい、余計な負担を増やさないことも大事です。
シャンプーのしすぎも、この時期は気をつけたいです
気温が上がってくると、さっぱりしたくて洗浄力の強いもので何度も洗いたくなります。
でも、汗をかく時期ほど強く洗えばいいというものでもありません。
必要以上に洗いすぎると、頭皮も髪も乾きやすくなります。
すると、かえって扱いづらくなることがあります。
夏前は、まだ真夏ほど汗をかいていないのに、気分だけ先に夏仕様になって、
洗い方が強くなる方もいます。
この時期は、落としすぎないことも大切です。
特にカラーをしている方は、洗ったあとに髪が軽くなりすぎる感じがあるなら、
一度見直したほうがいいかもしれません。
夏本番の前に整えておくと、髪はあとで楽になります
夏前の紫外線対策は、今すぐ劇的に何かが変わるものではありません。
でも、やっている方とやっていない方では、夏の終わりの髪が違います。
私たち美容師がよく感じるのは、髪がきれいな方ほど、
特別なことより基本の扱いが丁寧だということです。
朝、無防備なまま外に出ない。 分け目を固定しすぎない。 夜、濡れたままにしない。
ときどき保湿を意識する。
本当にこれくらいです。
でもこの積み重ねが、夏の髪にはかなり効きます。
夏前に準備しておきたい紫外線対策は、難しいケアではありません。
お家で続けられることを、少し早めに始めておくことです。
最近、表面のパサつきや分け目の乾燥、カラーの抜けやすさが気になっている方は、
今が見直しどきです。
自分の髪にどこから手をつけたらいいか分からない方は、ぜひ当店でご相談ください。
高槻のカラー専門として、私たちが今の髪と頭皮の状態を見ながら、
無理なく続けられる夏前のケアを一緒に考えます。
