「カラーしたいんですけど、何色が似合うかわからなくて」

高槻でカラーを担当していると、カウンセリングでよく聞く言葉があります。
「カラーしたいんですけど、何色にするか全然決めてなくて……」
申し訳なさそうに言われる方もいるのですが、まったく問題ありません。
むしろ私たちカラーリストからすると、
そこから一緒に考えるのがカラーの面白いところです。
美容室へ行く前にInstagramやヘアカタログを見て、
「ベージュもいいな」「グレージュも気になる」
「でも自分には似合わないかも」
と、余計に分からなくなってしまった経験はありませんか?
先日も高槻店で、
「保存した写真はいっぱいあるんですけど、全部違う色なんです」
というお客様がいらっしゃいました。
スマートフォンを見せていただくと、確かにベージュ、ブラウン、オリーブ系とさまざま。
でも、私たちがそこで見るのは「何色を保存しているか」だけではありません。
写真を並べてみると、共通していたのは柔らかく見える髪色でした。
そこで、
「もしかすると、色そのものより柔らかい雰囲気がお好きなんじゃないですか?」
とお聞きすると、
「そうです。それかもしれません」
と。似合う髪色を探すとき、最初から色の名前を決めなくてもいいんです。
「どんな自分に見えたいか」から髪色を探す方法もあります。
似合う髪色は「イエベ・ブルベ」だけでは決まりません
「私、ブルベなんですけど何色が似合いますか?」
「イエベだからアッシュはやめたほうがいいですか?」
パーソナルカラーについて聞かれる機会も増えました。
肌や瞳の色などを参考にして髪色を考えることは、似合わせカラーの一つの方法です。
ただ、美容室で実際にカラーを考えるときは、それだけで決めることはありません。
なぜなら髪色は、肌の色だけではなく、その人全体の印象の中に存在するものだからです。
カラーリストが最初に見ているのは「その人全体」
お客様が椅子に座ったとき、私たちは髪だけを見ているわけではありません。
肌の見え方。瞳や眉の印象。現在の髪色。
ヘアスタイル。普段のメイク。洋服。アクセサリー。
そして、お客様が話したときの雰囲気。
こうしたものを見ています。
例えば同じベージュでも、明るく軽やかなベージュと、
少し深みを残したベージュでは印象が変わります。
同じブラウンでも、赤みを感じるブラウンと、
赤みを抑えたブラウンでは肌の見え方も変わります。
だから、「ブルベだから、この色」「40代だから、この色」
という決め方はしません。

パーソナルカラーは参考にしながらも、
最終的にはその方自身に髪色を重ねたとき、全体がどう見えるかを考えます。
そして、もう一つ大事なことがあります。
「似合う」と「好き」は、必ずしも同じではありません。
診断上似合いやすいとされる色でも、
本人が好きでなければ毎日鏡を見るのが楽しくないですよね。
反対に、
「一般的には少し違うと言われたけれど、この色が好き」
ということもあります。
そんなときは、好きな色を諦めるのではなく、
明るさや色の濃さ、入れ方を調整して似合わせる。
ここもカラーリストの仕事です。

希望の色より先に「今まで何色にしてきました?」と聞く理由
カウンセリングでは、
「今日は何色にしますか?」よりも先に、
「前回は何色にしました?」
「その前に暗くしたことはありますか?」
「ブリーチしたことはあります?」と聞くことがあります。
お客様からすると、
「今日の色と関係あるの?」
と思うかもしれません。かなり関係があります。
髪には、これまでのカラー履歴が残っています
同じカラー剤を使えば、全員同じ髪色になるわけではありません。
現在の明るさ。地毛の色。以前染めた色。
白髪の割合。ブリーチ履歴。暗く染めた履歴。毛先の状態。
こうした条件によって仕上がりは変わります。
例えばInstagramで見つけた透明感のあるベージュ。
「この色にしたいです」
と写真を見せていただいたとしても、今の髪がかなり暗い場合と、
すでに明るくなっている場合では施術方法が違います。
過去に暗く染めた部分が残っていれば、
一度のカラーでは写真と同じ明るさまで近づけにくいこともあります。
反対に、ブリーチ履歴のある毛先なら、
色の入り方を考えながら薬剤を調整する必要があります。
だから私たちは、希望の色だけではなく、
**「今の髪から、そこへどう近づけるか」**を見ています。
場合によっては、
「今日はここまでにして、次回もう少し明るくしましょう」
と提案することもあります。

一度ですべてを完成させるより、
髪の状態を見ながら数回に分けたほうがいい場合もあるからです。
「ブリーチはしたくないけれど明るくしたい」というご相談も多いので、
この違いについては別の記事で詳しくお話しします。
【関連記事|ブリーチなしで髪はどこまで明るくできる?高槻のカラーリストができる色・難しい色を解説】

「何色が似合う?」より、この3つを美容師に伝えてください
ここまで読んで、
「やっぱり自分で似合う髪色を決めるのは難しそう」
と思ったかもしれません。
大丈夫です。
美容室へ来る前に、カラーについて勉強する必要はありません。
カラー剤の名前も、専門的な色の名前も知らなくて大丈夫です。
その代わり、できれば教えてほしいことが3つあります。
1.今の髪色で気になっていること
これはとても参考になります。
「色落ちすると黄色っぽくなるのが嫌」
「赤っぽくなるのが苦手」
「いつも暗くなりすぎる」
「顔色が沈んで見える気がする」
「白髪は染めたいけど、暗くしたくない」
こうした言葉の中に、次のカラーを決めるヒントがあります。
特に白髪がある方の場合、
「白髪をしっかり隠したい」のか、
「白髪は気になるけれど、明るい髪色も楽しみたい」のかで提案は変わります。
白髪染めだから暗くしなければならない、と最初から決める必要はありません。
【関連記事|白髪染めでも明るくできる?暗くしたくない方へ高槻のカラーリストが選択肢を解説】

2.「何色」ではなく「どう見られたいか」
ここは、ぜひ教えてください。
柔らかく見せたい。
大人っぽくしたい。
ツヤがあるように見せたい。
少し個性的にしたい。
仕事で浮かない程度に変えたい。
若く見せたいというより、今の自分に自然に似合わせたい。
色の名前が分からなくても、これなら伝えやすいと思います。
カラーリスト側も、その言葉から明るさや色味を考えられます。
3.「これは嫌」も遠慮なく伝える
意外と重要なのがこちらです。
「赤っぽいのは苦手」
「暗くなりすぎるのは嫌」
「派手にはしたくない」
「根元が伸びたとき目立ちすぎるのは困る」
「ブリーチは避けたい」
希望を伝えるのが難しいときは、嫌なものから伝えてもらっても構いません。
選択肢を少しずつ整理していけば、似合う髪色の方向が見えてきます。
高槻で「似合う髪色がわからない」ときこそ、カラーリストに相談してください
高槻カラーラウンジでは、ヘアカラーを専門的に担当するカラーリストが、
お客様のカラーを考えます。私たちが目指しているのは、
「今年はこの色が流行っています」
と全員に同じ色をおすすめすることではありません。
トレンドも大切です。でも、同じくらい大切なのが、
その色をその人がしたときにどう見えるか。
そして、
その髪色で毎日を過ごしやすいか。
です。
例えば、すごく似合う明るさでも職場で難しいなら、そのまま提案することはできません。
子育て中で美容室へ来られる回数が限られているなら、根元が伸びたときの見え方も考えたい。
白髪が気になり始めているなら、今日きれいに染めるだけでなく、
これから白髪とどう付き合っていくかも考えたい。
毎月カラーできる方と、3か月に一度くらいの方でも、デザインの考え方は変わります。

似合わせカラーは「今日一番きれいな色」を決めることだけではありません。
次に美容室へ来るまでの時間まで考えて、髪色をつくることだと思っています。
写真は「正解」ではなく、会話の材料として持ってきてください
もちろん、Instagramやヘアカタログの画像を持ってきていただくのも大歓迎です。
一枚に絞らなくても構いません。
「これは好き」
「これも気になる」
「これは色は好きだけど、明るすぎる」
「こういう赤みは嫌」
何枚か見せていただくと、お客様自身も気づいていなかった好みが見えてくることがあります。
最初にお話しした、
「保存した写真が全部違う色だった」
というお客様もそうでした。色は違っていても、
“柔らかい雰囲気が好き”
という共通点がありました。
そこが分かれば、カラーリストは現在の髪の状態と組み合わせて考えられます。
だから美容室へ来る前に、
「何色にするか決めなきゃ」と悩みすぎなくて大丈夫です。
「おまかせします」の前に、一緒に話す時間をください
「似合う色がわからないので、おまかせします」
そう言っていただくこともあります。
信頼していただけるのはうれしいのですが、私たちはそこでも少しお話をします。
仕事ではどこまで明るくできるのか。普段どんな服を着るのか。
カラーはどのくらいの周期でするのか。朝は髪を巻くのか。
白髪が気になっているのか。今後、明るくしていきたいのか。
今日だけでなく、半年後にはどんな髪でいたいのか。
そういう会話をしてから、
「では、今日はこんな色にしませんか?」と提案します。
似合う髪色は、診断結果から一つだけ出てくる答えではありません。
肌や瞳。
今の髪。
これまでのカラー履歴。
好きな色。
苦手な色。
仕事や生活。
なりたい雰囲気。
それらを一緒に見ながら、今の自分にちょうどいい色を探していくものです。

高槻で美容室を探していて、
「カラーしたい。でも何色が似合うのかわからない」
という方は、そのままの状態でご相談ください。
色を決めてから美容室へ行くのではなく、色を決めるところから美容室で相談する。
高槻カラーラウンジでは、そんなカラーの始め方も大切にしています。
