「カラーリストさんって、普通の美容師さんと何が違うんですか?」
初めてカラーラウンジ高槻へ来られたお客様から、
ときどき聞かれることがあります。
「カラーリストさんって、カラーだけする美容師さんなんですか?」
たしかに、「カラーリスト」という言葉を初めて聞くと分かりにくいですよね。
美容室を探していて、「高槻 カラー専門店」「高槻 ヘアカラー 得意」
などと検索して、初めてカラーリストという存在を知った方もいらっしゃると思います。
先日も、初めて担当させていただいたお客様から、
「カラー専門って書いてあったので、
白髪染めを早く染めてくれるお店なのかなと思っていました」
と言われました。
ここは少し誤解されやすいところです。
「カラー専門店」と聞くと、カラーだけを短時間で行うお店をイメージする方もいます。
一方、カラーラウンジが大切にしているのは、
ヘアカラーを専門的に考えるカラーリストという役割です。
どちらが良い、悪いという話ではありません。
求めているものが違います。
「いつもの色で根元だけ染めたい」という日もあるでしょう。
反対に、
「自分に似合う色が分からない」
「白髪は染めたいけれど暗くしたくない」
「ブリーチなしでどこまで明るくできる?」
「今までのカラーで毛先が暗くなっている」
そんなときは、色を塗る前に考えることがたくさんあります。
今回の10記事目では、これまでの記事で何度も登場してきたカラーリストが、
実際に何を考えているのかを少し深くお話しします。
カラーリストの仕事は「何色にするか」を決めるところから始まるわけではありません
カラーのカウンセリングで、
「今日は何色にしますか?」と聞かれると思っていたら、
「今の髪色で、どこが一番気になります?」と聞かれた。
初めてのお客様だと、少し意外に感じるかもしれません。
でも、ここから始めることがあります。
例えば、「明るくしたいです」というご希望。
一見すると、とても分かりやすいですよね。
でも、もう少し聞いてみます。
「今が暗すぎるんですか?」
「それとも、柔らかく見せたい感じですか?」
すると、
「明るさというより、今の髪が重く見えるのが嫌なのかもしれません」
とお客様自身が気づかれることがあります。
ここまで分かると、選択肢が変わります。
髪全体を大きく明るくしなくても、色味の調整で柔らかく見せられるかもしれない。
ハイライトなどのデザインを考える方法もある。
顔まわりの見え方を変える方法もある。
反対に、本当に明るさを変えたほうが希望に近いこともあります。
カラーリストが知りたいのは、色の名前だけではありません。
「なぜ、その色にしたいのか」まで知りたいんです。
「ベージュにしたい」だけでも、提案は一つではありません
例えばベージュ。
一言でベージュと言っても、
明るく柔らかいベージュが好きなのか。
落ち着いたベージュが好きなのか。
黄みを感じる色が好きなのか。
赤みを抑えたいのか。
透明感を感じる仕上がりにしたいのか。
イメージは人によって違います。
そこで写真を見せていただきながら、
「この写真の、どこが好きですか?」
と聞くことがあります。
「色です」ではなく、
「この柔らかい感じ」
「暗いけど重く見えないところ」
「肌が明るく見える感じ」
という答えが返ってくる。
この会話が、似合わせカラーのスタートになります。
【関連記事|自分に似合う髪色がわからない方へ|高槻のカラーリストが色を決めるときに見るポイント】

カラーリストが初めてのお客様に「前回のカラー」を聞く理由
初めて担当するお客様には、希望色と同じくらい、これまでのカラーについてお聞きします。
「最後にカラーしたのはいつ頃ですか?」
「その前は暗めでした?」
「ブリーチしたことはあります?」
「ご自宅で染めたことはありますか?」
「縮毛矯正はされています?」
質問が続くと、
「そんな昔のことまで関係するんですか?」
と言われることがあります。
関係することがあります。
髪は、今日美容室へ来た瞬間に新品になるわけではありません。
これまでしてきた施術の履歴が、今の髪に残っている場合があるからです。
カラー履歴は「髪のカルテ」のように考えます
例えば、見た目は同じ暗めのブラウンでも、
ずっと暗いカラーを重ねてきた髪。
以前ブリーチして、その上から暗くしている髪。
地毛が伸びて暗く見えている髪。
それぞれ条件が違います。
ここから、
「明るいベージュにしたい」
となった場合。
同じ薬剤を使えば同じ結果になるとは限りません。

カラーリストは、今見えている色だけではなく、
そこに至るまでの経緯を知ろうとします。
これは5つ目の記事でお話しした「ブリーチなしでどこまで明るくできるか」にもつながります。
【関連記事|ブリーチなしで髪はどこまで明るくできる?高槻のカラーリストができる色・難しい色を解説】

履歴が分からない場合は、分からないままで構いません。
「去年、一度かなり明るくしました」
「何色か覚えていないけど、かなり暗くしました」
それだけでも参考になります。
カラーリストは、その情報と実際の髪を照らし合わせながら考えます。
白髪があるときほど「何色で染める?」だけでは考えません
カラーリストへの相談が増えるきっかけの一つが、白髪です。
「今まで普通のカラーだったんですが、白髪が出てきたら白髪染めに変えたほうがいいですか?」
よく聞かれます。
このときも、
「白髪があるなら白髪染めですね」
とすぐに決めるのではなく、まず白髪を見ます。
顔まわりなのか。分け目なのか。
全体に混ざっているのか。どのくらい見えると気になるのか。
そして、
「今の髪色は好きですか?」
と聞きます。
ここが大切です。
白髪が生えてきた途端、それまで好きだった髪色を全部諦める必要はありません。
白髪を「隠したい人」と「なじませたい人」では考え方が変わります
「白髪は一本でも見えると気になります」という方。
「少しくらいなら見えてもいいので、暗くしたくありません」
という方。希望が違います。
だから白髪の量だけでなく、お客様が白髪をどう感じているのかまで聞きます。

白髪をしっかり染める。明るさとのバランスを取る。
周囲の髪とのコントラストをやわらげる。
必要ならハイライトなどのデザインを検討する。
選択肢は一つではありません。
「白髪ぼかしが流行っているから、それをしましょう」でもありません。
ハイライトが必要ない方もいます。
【関連記事|白髪染めでも明るくできる?暗くしたくない方へ高槻のカラーリストが選択肢を解説】

【関連記事|白髪ぼかしはハイライトが必要?高槻の美容師が向いている人・別の方法が合う人を解説】

カラーリストという役割が生きるのは、
こうした**「どのメニューを選べばいいのか分からない状態」**のときでもあります。
希望されたカラーを、あえてその日にしないこともあります
カラーリストだから、難しいカラーを何でもできる。
そういう意味ではありません。
むしろ、
「今日はやらないほうがいいと思います」
とお伝えすることがあります。
例えば、
「このハイトーンにしたいです」
というご希望があったとします。写真はとてもきれい。
お客様にも似合いそうです。
でも実際に髪を見てみると、毛先には過去のブリーチ履歴があり、
さらに別の施術履歴もある。そんな場合、
「この色は素敵ですが、今日は別の方法を考えませんか?」
と提案することがあります。
お客様からすれば、
「カラー専門なのに、できないの?」と思うかもしれません。
でも、カラーを専門的に考えるからこそ、
できるかどうかと、今やったほうがいいかどうかを分けて判断する必要があります。

カラーラウンジが大切にしている、デザインとケアの両立にもつながります。
色だけがきれいでも、私たちが目指したい仕上がりとは少し違います。
髪そのものの素材美も見ながら、その日にどこまで施術するかを考えます。
【関連記事|ヘアカラーで髪をできるだけ傷ませたくない方へ|高槻の美容師が施術前に確認していること】

カラーリストは「次回来店した髪」も見ています
カラーが終わった瞬間は、とても大切です。
でもカラーリストとして、もう一つ見たい瞬間があります。
次回来店されたときです。「前回どうでした?」
と聞きます。
これは挨拶だけではありません。
「すごく良かったです。でも3週間くらいしたら黄色っぽくなりました」
「白髪は1か月くらいで気になりました」
「前より根元が気にならなかったです」
「家族からこの色がいいと言われました」
こういうお話を聞きます。
そして髪を見ます。
どのくらい色が残っているか。どこから褪色しているか。
根元はどの程度伸びているか。ハイライトがどう残っているか。
毛先の状態はどうか。
前回のカラーは、次のカラーを考えるための情報になります。
毎回「同じ色」で注文しても、まったく同じことをするとは限りません

お客様から、
「前回と同じ感じでお願いします」
と言われることがあります。
もちろん、前回が気に入っていれば、そのイメージを大切にします。
でも髪の状態まで前回と同じとは限りません。
根元が伸びています。
毛先の色が変化しています。
季節が変わっています。
白髪の見え方が変わっていることもあります。
だから、
「同じ感じに仕上げるために、今回は少し変えますね」
ということもあります。ここがヘアカラーのおもしろいところです。
同じ仕上がりを目指すことと、毎回同じ施術をすることは同じではありません。
カラー頻度について以前の記事でお話ししたのも、この考え方につながります。
【関連記事|白髪染めは何週間に一回?ヘアカラーの頻度を根元・白髪・色落ち別に解説】

高槻でカラーが得意な美容室を探すなら「何を相談したいか」で選んでください
「カラー専門店を探しています」
と言っても、お客様が求めていることはさまざまです。
根元を染めたい。白髪を染めたい。似合う髪色を知りたい。
ブリーチカラーを相談したい。白髪ぼかしを考えたい。
今までのカラーを一度見直したい。髪への負担も考えながらデザインを楽しみたい。
目的によって、美容室に求めるものも変わります。
高槻カラーラウンジのカラーリスト制度は、
単に「カラーだけを担当する人がいる」ということではありません。
色彩や薬剤、デザインについて専門的に考えながら、
お客様一人ひとりのカラーを継続して設計していくための役割です。
そしてカラーは、カラーリストだけで完結するものでもありません。
ヘアスタイルが変われば、色の見え方も変わります。
前髪をつくる。顔まわりを短くする。
レイヤーを入れる。髪を結ぶことが増える。
それだけでも、どこに色を見せるかは変わります。
だからカラーラウンジでは、ヘアデザイン全体の中でカラーを考えます。
髪質や状態に応じてAujuaなどのケアを組み合わせることもあります。
「カラーだけきれい」ではなく、その人のヘアスタイルとしてきれいに見えること。
ここまで含めて考えるのが、カラーラウンジのカラーです。
初めてなら「メニューを決めてから」来なくても大丈夫です
初めてカラー専門の相談をするとき、
「どのメニューを予約すればいいか分からない」という方もいると思います。
特に、
「白髪染めなのか、白髪ぼかしなのか分からない」
「ハイライトが必要なのか分からない」
「ブリーチするか迷っている」
「似合う色自体が分からない」という場合。
無理に答えを決めてから相談する必要はありません。
むしろ、
「何をしたらいいか分からなくて」
から始めてください。
カラーリストとしては、そこから一緒に整理できます。
例えば、
「何が一番気になります?」と聞く。
「白髪です」
「では、白髪を完全に隠したいですか?少しくらい見えても明るいほうが好きですか?」
「暗くなるほうが嫌です」
この数分の会話だけでも、方向性がかなり見えてきます。
カラーリストの仕事は、お客様が知らない色名をたくさん説明することではありません。
専門用語を知らなくても、
「こうなりたい」
「これは嫌」
「ここが困っている」
を聞いて、技術に置き換える。
そこに専門性があると思っています。
10記事でお伝えしてきたことは、すべて一つのカウンセリングにつながっています
今回の高槻ヘアカラーシリーズでは、
似合う髪色。明るい白髪染め。
白髪ぼかし。自然なハイライト。
ブリーチなしカラー。40代・50代のカラー。ダメージへの考え方。
カラー周期。色落ちとホームケア。
さまざまな角度からお話ししてきました。
一見すると別々の悩みに見えます。
でも美容室の鏡の前では、全部つながっています。
例えば、
「白髪が気になる。でも暗くしたくない。できれば髪への負担も考えたい。
美容室には6週間くらいの周期で通いたい」
というお客様がいらっしゃる。
これなら、
白髪だけを見ても足りません。
明るさだけを見ても足りません。
髪の状態だけを見ても足りません。
全部聞いたうえで、今の一回を決めます。
そして次回来店されたら、また髪を見る。
「前回より白髪が気になりにくかったです」
「もう少し明るくしてもいいかも」
そんな会話を重ねながら、カラーを少しずつ更新していきます。

高槻でヘアカラーの美容室を探していて、
「自分の場合は何を選べばいいんだろう」と思っている方へ。
最初から正解のメニューを選ばなくても大丈夫です。
写真を持ってきてもいい。「おまかせ」でもいい。
色の名前が分からなくてもいい。ただ一つ、
今の髪で気になっていることを聞かせてください。
そこからカラーリストが髪を見て、履歴を聞いて、できることを整理します。
カラー専門という言葉を、単に「髪を染める場所」ではなく、
髪色について相談できる場所として感じてもらえたらと思っています。
カラーラウンジ高槻では、今日の一色を決めるだけではなく、
これからどんなヘアカラーを楽しんでいきたいかまで一緒に考えています。
【関連記事|高槻でヘアカラーの美容室を探している方へ|カラー専門店で相談できる髪色・白髪・ブリーチの選び方】
